集中できる環境です

ip-pro株式会社
翻訳ソリューション部
西澤 麻衣(2022年入社)
これまでのキャリアについて聞かせてください
大学卒業後、その時にちょっと活気のありましたソフトウェアの会社に就職しました。大学は英文科だったんですけれども(笑)ただ、盛り上がっていたということもあってかなり業務が多忙を極めておりまして、長く続けられる職種ではないなぁと。そう思い退職を決めてからそれだったら自分は何ができるかと考えた時に、学生時代得意だった英語で何か仕事をしたいと思って、少しずつステップアップして参りました。まず最初の英語の仕事は特許調査会社で、社内の技術者向けに特許の抄録を機械翻訳していくものでした。ですのでそんなに物凄く正確性が求められる仕事ではなかったのですが、特許翻訳と言えるものの取っ掛かりとなりました。その後出産を挟んで、特許事務所に事務として入所したのですが、できれば翻訳がしたいと思いアピールしたり勉強したりしながら徐々に翻訳の仕事を任せていただけるようになって、翻訳者として仕事ができるようになりました。
ip-proに入社したきっかけは?
特許事務所で特許翻訳をしていたんですが、翻訳者は私一人だったんで、どうしても訳しにくい文章や、理解しづらい文章に当たった場合も私がなんとかひねり出したものが完成品となってしまうような形でしたので、次に転職するときは、ぜひとも一緒に情報を共有したり、知識を高めあっていけるような翻訳者の方と一緒に仕事をしたいという気持ちがいつもありました。ip-proの募集要項を見たところ、翻訳者が「チームで仕事する」という記載があって、翻訳の仕事はどうしても孤独なイメージがあってちょっとあまりイメージはできなかったんですが、そういった環境で仕事するのは面白いんじゃないかと思い、応募しました。
入社してからの仕事について教えてください
入社後はまず、ip-proの翻訳者が翻訳した文章のチェックをしていました。殆どが日本語から英語の文章です。特許の文章は日本語でも難解なものも多くありますが、それを英語ですっきりした分かりやすい表現に、第三者が見て分かりやすい英語に組み立てて表現されてると思いまして。すごくたくさんメモも取りました(笑)、すごく勉強になりました。
最近では私自身も翻訳をしているのですが、チェック業務を行っていたときの翻訳者の方が逆に私の翻訳をチェックしてくださっていて、もちろん英語のミスとかもそうなんですが、クライアントによって単語を使い分けることであったり、後から修正が発生することも考えて決まったところできちんと決まった表現を使うとか、英語の正確さだけじゃなくてブレない英語、見やすい英語。英語として正確なのはもちろんなんですけど、日本人が見ても理解できる英語ですね。そのあたりのバランスが難しいところですが、外国に出て評価されるのはもちろん、そこに出るまでに日本人の技術の方々にも認めてもらえるようなもの、そういった翻訳ができるように指導していただいています。また、ネイティブの方が翻訳をチェックしてくださるので、本当に勉強になっていますし、自信を持って自分の翻訳を送り出すことができています。
会社の雰囲気はいかがですか?
前職もすごく静かな職場でビックリしたんですけれども、ip-proは更に静かで(笑)でもはたと気づけば(自分も)集中していて。すごく集中できる環境です。雑談とかすることは殆どないんですが、チェックの業務を通して意見交換とかがあり、雑談をしてるよりもなんか強く結びつくじゃないですけど、翻訳者の方々の丁寧な仕事を通じて親近感がわき、身近に感じています。
今後伸ばしていきたいスキルなどはありますか?
翻訳の周辺スキルとなりますが、翻訳を効率良くすすめるため、また人為的なミスを防ぐためにも、Wordマクロや正規表現などについての知識を深めたいです。社内で予め用意されているものもたくさんあったり、これを使ったら良いと指導を頂くこともありますが、やはり自分自身で理解した上で作成し翻訳環境を整備できるようになりたいなと思っています。
今後チャレンジしたい事はありますか?
技術英検プロフェッショナル(旧工業英検1級)ですね。参考書等がほとんどないので、勉強するというよりも経験を積み、試験に挑みたいと思っています。
お休みの日はどういうふうに過ごされてますか?
美味しい物を食べて、美味しいビールを飲みます(笑)趣味が食なので、主人と色んな所に行ったり例えばクラフトビールのイベントに行ったりしました。あと、このような仕事をしていますので、これまで運動不足にならないように運動を心がけていましたが、最近あまりできていないです。もう少し落ち着いたらジムも再開したいと思っています。しっかり体を動かして質の高い翻訳を心がけていきたいと思っています。
ありがとうございました。
すごく成長したと思います

ip-pro株式会社
翻訳ソリューション部
小紫 宏子(2008年入社)
ip-proに入社するまでの経緯をお聞かせください
大学は英文学部で、アメリカ文学とかイギリスの詩だとかを学び、卒業後、高校で英語教師として働いていました。その後育児のために専業主婦をしていましたが、子供が大きくなったので在宅でフリーランスの翻訳者として仕事をしていました。
取扱説明書などの技術翻訳から、雑誌、ニュースコラムの翻訳のお仕事を定期的に頂きなんとかやっていたのですが、そんな中、工場のものづくりの過程を翻訳するような仕事をいただいたことがあり、そこで特許の話が出ました。私はその時は特許翻訳には関与することができなかったのですが、興味が湧きました。もっと専門性を高めたいと思っていましたので、特許翻訳を教えてくれる学校に通い、特許の形式とか大体の概要みたいなものを学んだ後、ip-proを受けさせていただいて今に至ります。
なぜip-proだったのでしょうか?
人材会社から紹介されたのですが、なんかご縁があるような気がして。
(ビビビと言う感じですか?)はい(笑)入社して良かったと思います。
現在のお仕事は具体的にどんなことをしていますか?
一日、朝から晩まで翻訳業務を行っています。特許出願のための明細書の英訳が主ですが、私はフリーランスで仕事をしていたときは長く和訳をしていたので和訳を担当させていただくことも多いです。
コロナ禍となってからはテレワークのときは、チームメンバーとSlack(社員専用のチャットシステム)で相談などして翻訳作業を進めていきますが、出社するとなんかやっぱり楽しいですね。皆さんと会うと活力が出るというか。
会社の雰囲気はいかがですか?
静かで黙々と業務されています。皆さん「お客様のために」という姿勢でおられるので、より良い翻訳のためにいろいろ相談に乗ってくださいますし、それがいいところかなと思っています。
私も、ちょっとしたことでも自分の経験談が他の人にも役立つかもしれないので、(特に新しい方が入社されたら)そういうのを伝えていけたらなと思っています。
仕事で苦労していることはなんですか?
英訳する時に、日本語にとらわれ過ぎずにさっと読める英語にするっていうのは本当に難しいなと思いますね。
かといって日本語に書いてあることを削って翻訳するわけにも行かないので、そこら辺がいつも難しいと思っています。また「数」が難しいですね。日本語では数が表記されないことが多いので、それをどう捉えるか、いつも日々頭を悩ませています。日本語だったらさっとわかるような気がするんですけれど、英語に翻訳するとなったらこれは複数?単数?っていうかんじですよね。
私、大学は文系でしたが、やっぱり技術系が好きなんですね。子供にも言われますけど、お母さんはおかしいと。普通だったらおしゃれとか、そういう方面に興味が行くと思うけど、なんか技術系好きよねって(笑)そういうところあるんだと思いますね。英文学部では、技術系のものに触れることがなかったので文学読んで嬉しがってたんですが、根本的には技術のことが好きなんですよね。どうなってるのかも知りたい、へー、こうなっているのか、と思いながら翻訳するのがすごく楽しい。逆にこの仕事は嫌いではできませんね。好きでもなかなか(ずっと)しんどいですけどね(笑)
ip-proに入って成長したなと思うことや、今後については?
それはもうすごく成長したと思います。在宅で一人でやっていたときも調べ回ってやってきてましたけれど、やっぱり同じような体験してる人と話ができるっていうのはとても勉強になります。ip-proにはネイティブの方がいらっしゃるので、どちらの表現がベターか?と悩むとき、そういうのをすぐにアドバイスいただける環境があるのは本当に嬉しいですね。スキルアップについては、※知的財産翻訳検定(NIPTA)に挑戦しようかなと思っています。
今後会社でやりたいことは?
現在、機械翻訳がトレンドになっていますが、今の段階ではやはり精度がまだまだと思っています。しかし将来的にはAIが活用できるようになると思っています。市場のニーズもありますので、ip-proの売りである「考え抜いた英語」にプラスして、AIの技術的な利便性をうまく活用できるようになっていけたらと思っています。その活用手法も日々進化しているので、将来を見据えてという感じですね。
お休みの日はどのように過ごされていますか?
海の近くに住んでるので、海岸を歩くのが趣味ですね。一駅分くらい、ゆっくり行って帰って、ちょうど一時間ぐらいなんです。私、海を見ないとちょっと生きていけない感じなんで(笑)
あと、絵を見に行くのが趣味で、美術館に行くことが好きです。コロナ禍になってだいぶご無沙汰してるんですが、神戸、大阪、京都くらいまでは足を伸ばします。東京に行くことがあれば、東京の美術館には絶対に行きます。(好きな絵画、画家は?)これと言って好きというものはなくて、何でも好きです……というか、実は美術館の雰囲気が好きで、広くて何もない雰囲気が好きなんですね。何を見に行ってるのか分からないですね(笑)
ありがとうございました。
※(後日談)知的財産翻訳検定試験(和文英訳)1級 電気・電子工学に合格できました。正直ほっとしました(汗)内容的には難しいと思いました。まず日文をしっかり理解し、字面に振り回されず書くべき内容を整理することが大事だと思っています。それが役立った気がします。合格はしたもののあまり満足できない訳文でしたので、もっと頑張ろうと思っています。今後は、更に速度を上げてより精度の高い翻訳ができるよう、日々努力したいと思っています。
できるだけ長くこの仕事を続けたいです

ip-pro株式会社
翻訳ソリューション部
八木 裕子(2009年入社)
ip-proに入社するまでの経歴を教えてください
外国語大学を卒業後、特許事務所で翻訳の仕事を25年していました。入所当初は秘書でしたが、徐々に翻訳専門になっていきました。レターやOAの翻訳から入りましたが、優先権書類の翻訳がかなり勉強になりました。当時はパリルート出願が主流だったので、優先権書類用に英文明細書を原文(日本語)の通りに翻訳し直すという作業が多くあり、これがたいへん勉強になりましたね。
今はなかなかないですが、バブルの時代だったんで、一か月に一回ぐらいの頻度でアメリカやイギリスの代理人が事務所に来られてセミナーをしてくれました。直に私の翻訳をチェックしてくれて、その都度今回は良かったとか、今回はここはちょっと意味が分からないとか。その時教えてもらったことは今でも役に立っています。まあ楽しい時代でした。
ip-proに入社するきっかけを教えてください
ip-proの翻訳者の方が、私が当時勤めていた特許事務所の元同僚で、その縁で誘いの声をかけていただきました。もう少し翻訳の幅を広げたいというか、いろんな分野にチャレンジしてみたいな、と思っていたところにタイミングよくお声掛け頂いたので、すごくうれしかったですね。
今の仕事の内容や環境を教えてください
今は日英翻訳、明細書翻訳がメインです。一日中ずっと翻訳という感じです。朝から晩まで。テレワークの仕事が中心ですが、翻訳者メンバーとのコミュニケーションは結構しています。家で一人で黙々と作業をしている時に他の翻訳者さんから電話がかかってきたらうれしいです。延々としゃべったりして(笑)
皆さんプロフェッショナルやし、優しいし、雰囲気はとてもいいです。例えば、会議室でのミーティングで話題になったことを、会議が終わって席に戻ったあとも、その話題でふたたび盛り上がったりして。
仕事で苦労していることはなんですか?
うーん、ないかもしれないですね……皆さんあるんですか?(笑)
(翻訳する上で悩むこととか?)単語チョイスとかはそうですね、苦労っていうよりも悩みますね。あと、初めて翻訳する分野とかあるじゃないですか。例えば最近だとNon-Fungible Tokenとか。なんかそういうトレンドの分野が来た時に、徹底的に調べないと気がすまない方なので、めっちゃ時間かかります。手のひらサイズの人工衛星があるとか、明細書で初めて知ったり。そういう初めての発見は勉強になります。明細書を書いた方は専門家なので、翻訳で間違えるわけにはいきませんよね。めっちゃ時間がかかります。
だからそれが苦労といえば苦労ですかね(笑)新しい技術についていくという。
ip-proに入ってからさらに成長できたと実感することはありますか?
特許事務所に務めていたときは翻訳者は少人数で、それぞれ好きなように翻訳をしていたので、事務所全体で品質を上げていく、という考えはあまりありませんでした。結構独りよがりな翻訳になってたかもしれません。 ip-proに入社してからは、チームとしてコミュニケーションを取りながら、品質を日々向上させるっていう考え方でやってますので、これは非常に良かったと思います。それが大変勉強になります。
あとは、知的財産翻訳協会(NIPTA)の知的財産翻訳検定試験で一級(電気)を取得しました。会社から「受けてね」って言われたときは、検定試験受ける歳かなぁ、落ちたらかっこわるいなぁ(笑)と思ったんですけど、一回目で通りました。良かったです。
今後やりたいことはありますか?
できるだけ長くこの仕事を続けたいです。定年を迎えた後も、翻訳の仕事は続けていきたいと思っています。それと、今指名してくださっているクライアントのお仕事は、いつかは引き継がないといけないので、後継者と言いますか、新しい人材を育てていきたいと思います。私は、特許翻訳に大切なのは英語の能力はもちろんですが、どれだけ原文(日本語)の内容を理解できるかだと思っています。原文の内容をよく理解し、過剰な直訳や意訳ではない、読みやすい自然な翻訳になるよう心掛けて頑張ってきましたので、そのへんのところを後輩に伝えていけたら、と思っています。チェックもしますし、なんでも聞いてくれたらよいと思います。
お休みの日はどんなことをしていますか?
主人も私も旅行が好きなので、YouTubeで次に行く旅行先を探しています。近年はコロナ渦でなかなか旅行に行きづらい状況でしたが、Go Toキャンペーンや旅行支援を積極的に活用してお得に全国各地へ、それはもう行きまくってます(笑)その中でも特に熊本にはまりまして、熊本の秘湯を制覇しようかと思っています。
もう健康寿命を数えるぐらいの歳になってしまったんで、あっちこっちいけるうちに(笑)
ありがとうございました。
翻訳も「人」が一番大事です

ip-pro株式会社
翻訳ソリューション部 リーダー
杉原 誠(2007年入社)
前職ではなにをしていたのですか?
メーカーの子会社で特許の外国出願業務を行っていました。翻訳業務や技術者としての役割、外国のエージェントに依頼する事務手続き、OA対応など外国出願全般に渡る業務を行っていました。
語学についての経歴は?
農学部でバイオ系の大学院を卒業しましたが、学生の時に短期で留学をして以来、英語に興味があって一旦就職したのですがその後1年近く語学留学をしました。
入社のきっかけを教えて下さい
前職はメーカーの子会社ということで、扱う分野が限られていました。翻訳者として幅を広げていろいろな分野を経験したいと思っていたなか、縁があり入社しました。
仕事内容を教えて下さい
企業や、特許事務所からの依頼で、特許明細書や関連するOAなどの書類の翻訳が主な業務です。
職場の雰囲気はいかがですか?
仕事の性質上、各自が業務に集中しているしずかな環境ですが、質問などがあった場合はどなたも快くすぐ対応してくれますし、働きやすい職場と感じています。私も壁を設けずにざっくばらんに話すときは話す、というようには意識をしています。ベテランと若い人との間にも忌憚のないコミュニケーションができるように心がけています。
失敗談はありますか?
入社して間もない頃の話ですが、翻訳する際に「手段」という単語が出てきました。これは通常’means’と訳すことができるのですが、前職では『’means’という表現は避ける』というのが通例だったのです。ですので、それを当然の事として’means’を使わずに翻訳したところ、クライアントから「’means’を使うよう、翻訳をやり直してください」と指摘をいただいてしまいました。自分の経験、他の会社のやり方が常に正しいわけじゃない、当然と思いがちだが、実際は色々なやり方があるんだ、というのをはじめに実感を持って学ばせていただきました。
仕事で苦労していることはありますか?
基本、この仕事には答えがないので、常に今回はどうしようか、と悩みながらやっていく仕事なので、毎回苦労しているっていう(笑)まあ、そこが面白いところでもありますね。
入社して成長できたと実感することはありますか?
入社時の希望でもありましたが、いろいろなクライアントのいろいろな分野を経験させていただくことができて、本当に翻訳の幅が広がり、知識が増えた、というところですね。あとクライアントによっていろいろなやり方があって、それを通しても知識の蓄積ができたと思っています。また、社内のネイティブのチェッカや他の翻訳者に相談したり、意見を聞いたりすることで、さまざまな考え方があったりして勉強になったことが多いです。
入社して資格取得などキャリアアップにつながったことは?
ip-pro社内で推奨している知的財産翻訳協会(NIPTA)の知的財産翻訳検定試験(機械工学)一級を取得することができました。日頃、業務をやらせていただいている賜物かなと思っています。
今後会社でやっていきたいことはありますか?
いろいろ世の中には翻訳の仕方やツールはあると思うのですが、私自身としてはやはり翻訳というのは「人」が一番大事な部分だと思っています。今後は社内でその「人」の部分を強化できていけたらいいかな、優秀な人材を増やしてクライアントにもっと喜んでいただける良いサービスができるように繋げていけたらいいかな、と思っています。
求めるスキルや資格などはありますか?
翻訳なんで、基本的に英語力というのは必須なんですが、日本語についても日本語力というものが同じくらい必要ですね。現状社内では、日本語から英語に訳す場合が多いので、特に日本語の読解力というものが、英語力と同じ比率で重要と思っています。あと文系の方ですと、技術に興味を持っている方、興味を持てる方というのは仕事に積極的に取り組めるかなと思います。
今後、一緒に働きたいという人物像はありますか?
仕事の性質上、根気よく物事に取り組めるっていうはもちろんなんですが、ip-proではコミュニケーションを非常に大事にしているということがあります。クライアントも様々なクライアントがいらっしゃいますので柔軟に対応できる方。もちろん社内でもバランスよく色々コミュニケーション取れる、という人がいらっしゃったら一緒に働きやすいかなと思いますね。
プライベートはどのように過ごされていますか?
仕事柄ずっと座ってるんで、なるべく体を動かしたいっていう意識がありまして、毎日運動をするようにしています。ランニングとか筋トレとか休日に限らず平日でも1時間くらい体を動かしています。あと最近はロードバイクにはまりつつありまして、乗り回してます。公道や山の方に行ったり、川沿いに行って信号のないサイクリングコースを選んで走ったりして気分転換しています。数時間から半日走ったりしますね。(違う意味でお尻が痛くなりそうですね?)それはスキルですね(笑)乗り方が悪いと痛くなるんですが、ちゃんとしたフォームをすると痛くならないんです。図書館に行っていろいろ本を読んで勉強して参考にしています。
ありがとうございました
さらに能力を高めていきたいです

ip-pro株式会社
国際ソリューション部
小川 智美(2016年入社)
ip-pro入社前のことについて教えて下さい
アメリカの短大を卒業後、企業の知財部でロイヤリティ関係の契約書を扱う業務に就き、その後特許事務所で外国特許事務に約10年間携わりました。私は、はじめから知財、特許に関わりたかったというよりも、もともと英語に関わりたいという思いが強く、最初の仕事もたまたま家の近所で英語をつかう業務ということで紹介してもらったのですが、今考えるとこのきっかけがなかったら特許と英語双方に携わっている今の自分はなかったなぁ、と思っています。
特許翻訳者を目指すようになった理由を教えて下さい
特許事務所の外国出願の仕事を行っていたときに、海外のエージェントと英文のやり取りをしたり、英語の特許明細書に触れる機会が多くあって、それを通じて翻訳、特に特許翻訳についての興味がわきました。さらに事務所に通訳者・翻訳者養成学校を卒業された方がいらっしゃって、英語を手に職にしているという姿を見て、非常に憧れを持ちました。その後翻訳と通訳の学校に自主的に通ったり勉強したりして、翻訳者への道を模索しました。
念願の特許翻訳者になるまでの苦労は?
特許翻訳者として認められるようになるまで私は下積みがかなり必要と認識していました。もちろん今も日々勉強していますが、実は当初、理系分野に苦手意識が強くあったのです。まず基礎的なところから、例えば技術的なことについては、Youtubeの大学受験用の予備校のチャンネルを視聴したり、高校の参考書を買ったりするところから始めました。猛勉強してみるとだんだん特許翻訳、技術翻訳の楽しさに目覚め、今ではスキルを習得することが楽しくて仕方がないようになりました(笑)
実際の業務はいかがですか?
実力はまだまだと思っていますが、プロとしての自覚を持って、日々の業務に取り組んでいます。ip-proの良いところですが、たくさんの先輩の翻訳者から、技術への理解についてや、特許翻訳のスキルについて、遠慮なく教えていただくことができます。ときに優しく、時に厳しく導いてくれていますので、私もだいぶ特許翻訳者として成長した実感が沸くようになってきました。
職場の雰囲気はどんな感じですか?
特に翻訳者のエリアはしずかで黙々と業務を行っているという雰囲気で、コーディネータのエリアは割と和気あいあいと仕事をしている感じです。
翻訳は黙々とやらないと仕方がない仕事ですし(笑)、私も静かなほうが絶対にいいですので、気に入っています。
入社してスキルアップできたことはありますか?
先日、知的財産翻訳協会(NIPTA)の知的財産翻訳検定試験(電気・電子工学)分野で一級を取得することができました。昨年は知的財産翻訳検定試験 二級を取得できたので順調に前に進むことができました。コロナ禍でテレワーク等が増え、集中できる時間が増えたこともスキルアップに追い風となりました。
今後、挑戦したいことはありますか?
とにかくもっと知識を積み上げていきたいです。英語そのものへの理解も、技術への理解も、両方とも私にはまだまだ必要なんです。時間がまだかかりすぎているんで、もっとはやくできるように自分なりにさらに能力を高めていきたいです。さらにCATツールをもっときちんと使いこなせるようになって、スキルとテクニック両面から翻訳効率の向上を図りたいです。
お休みの日はどのように過ごしていますか?
私、家でまったりするのが好きなので外にはほとんど行かないんです。今、通信制の大学にも通っていて休みの日に勉強しているのですが、やっぱり家にいます。趣味はAmazon PrimeとかNetflix、U-Next、Huluとかの動画配信サイト、ほぼ全部を網羅してるんですが(笑)で海外ドラマやアニメ、映画を見ることです。特に海外ドラマが好きで、休日だけでなく平日の仕事終わりにも必ず1、2本見ます。そうしないと眠れない体になっています(笑)
ありがとうございました。
ネイティブチェッカとしてスキルを磨きたい

ip-pro株式会社
国際ソリューション部
Mizpah Capiña(2023年入社)
ip-pro入社前のことについて教えて下さい
I studied Electronics and Communications Engineering at the University of the Philippines. After graduating, I worked as a product engineer at a semiconductor company, then joined a government project developing landslide sensors. Later, I moved to Japan and worked at a patent law firm for six years, and also spent a year teaching at an international kindergarten.
フィリピン大学で電子通信工学を学びました。卒業後は半導体企業でエンジニアとして働き、その後は地滑りセンサーを開発する政府プロジェクトに参加しました。日本に来てからは特許事務所で6年間働き、インターナショナル幼稚園で1年間先生もしていました。
入社に至る経緯は?
A former colleague told me about a native checker position at ip-pro. The timing was perfect since my contract was ending, so I applied, took the interview and test, and joined the company.
前の職場の同僚がip-proのネイティブチェッカの仕事を教えてくれました。ちょうど契約が終わるタイミングだったので応募しました。面接とテストを受けて、入社することになりました。
仕事の内容を教えて下さい
I work in the International Solutions Department as a native checker. I review and revise English translations of patent reports and abstracts to make sure they’re accurate and clear. I also check client instructions and official documents sometimes.
国際ソリューション部でネイティブチェッカとして働いています。特許の報告書や要約の英訳をチェックして、正確で読みやすい文章に校正しています。指示書やその他公式文書の英文もたまにチェックします。
会社の雰囲気はどうですか?
During work hours, it’s pretty quiet because everyone’s focused. But outside of that, like during lunch or dinner gatherings, people are super friendly and helpful. They even support us with personal stuff like learning Japanese or handling paperwork.
仕事中はみんな集中してるので静かですが、ランチや飲み会のときはすごくフレンドリーで親切です。日本語の勉強や書類の手続きなど、仕事以外のこともサポートしてくれます。
入社時の苦労話を教えて下さい
It was my first time working in a Japanese company where I was the only foreigner. I wasn’t fluent in Japanese, so communication was tough at first. But my coworkers were really kind and helped me understand things.
日本の会社で外国人が私だけっていうのは初めてだったので、日本語でのコミュニケーションが最初は大変でした。でも、同僚たちがすごく親切で、いろいろ助けてくれました。
ip-proで成長できたなと思うことは?
I’ve gotten better at reading Japanese and understanding documents. I also improved my time management and learned how to prioritize tasks, especially since the workload changes day by day.
日本語の読解力が上がって、書類の内容も少しずつ理解できるようになりました。業務量が日によって違うので、時間管理や優先順位の付け方も上手くなったと思います。
今後、やっていきたいことは?
I want to keep improving as a native checker. If ip-pro starts offering patent filing services in Japan, I’d love to help draft claims and arguments in English and support communication with the Japanese Patent Office.
ネイティブチェッカとしてもっとスキルを磨きたいです。もしip-proが日本での特許出願サービスを始めるなら、英語でのクレームや主張の作成に関わって、日本の特許庁とのやり取りもサポートしたいです。
休みの日はどう過ごしていますか?
On Sundays, I go to church and hang out with my church friends. On Saturdays or holidays, I usually relax at home, but sometimes I play badminton or go on short trips depending on my mood and the weather.
日曜日は教会に行って、教会の友達と過ごします。土曜日や祝日は家でのんびりすることが多いですが、気分や天気によってはバドミントンをしたり、ちょっと旅行に行ったりもします。
Thank you for sharing your story with us.
好きなことも、仕事も両立してます

ip-pro株式会社
国際ソリューション部
森 綾香(2023年入社)
入社する前までのキャリアを教えて下さい
大学では外国語学部で英語を専攻していました。中でも音声学を専門として学んでいました。卒業後は、ワーキングホリデー制度を利用してカナダのトロントに1年間滞在しました。現地ではファストフード店で働いていたんですが、トロントは移民の街で、英語の訛りも本当に多様で、最初は全然聞き取れなくて苦労しました。でも、毎日接客する中で耳が鍛えられて、どんなアクセントにも対応できるようになったのは大きな収穫でした。
帰国後は特許事務所で外国特許事務を担当しました。その後、在宅で特許翻訳の校正を1年ほど行いました。英語を使える仕事を探していた中で、特許という分野に自然と関わるようになりました。
入社のきっかけは?
翻訳の仕事にはずっと興味があったんですが、未経験から始められる求人って本当に少なくて…。経験者募集ばかりで、どうしようかなと悩んでいた時に、ip-proの求人を見つけました。「未経験でもテストの結果次第で採用される」という点に惹かれて、思い切って応募しました。
特許翻訳の校正をしていた経験が少しでも活かせたらと思っていたので、採用していただけときは本当に嬉しかったです。通訳やホテルのコンシェルジュなど、話す仕事も考えていたんですが、そういった職種は土日出勤の場合が多く、所属している吹奏楽団の練習が土日なので、それも充実させたいという思いもあり、翻訳という選択肢にたどり着きました。
仕事内容を教えて下さい
海外のクライアント様向けに、明細書の要約や調査報告書の翻訳(日本語→英語)を担当しています。1つの案件を深く掘り下げるというよりは、短めの文書を幅広いジャンルで扱うことが多いです。そのため、毎回新しい知識が必要で、理解するのが大変なこともありますが、学びが多くて楽しいです。
チームで協力しながら進めるスタイルで、定期的にクライアントからのレポートをもとに話し合いをしたり、分からないことはすぐ相談できる環境です。みんなで一緒に良いものを作っていこうという雰囲気があって、すごく心強いです。
会社の雰囲気はどのように感じていますか?
すごく静かなんですけど、ピリピリした感じではなくて、みんなが集中しているからこその静けさという感じです。社内の方が集中できるので、テレワークよりも出社の方がはかどる気がします。周りの方がカタカタと作業している音を聞いて、「私も頑張ろう」と自然に集中できる環境です。
質問や相談もしやすくて、働きやすい雰囲気だと思います。分からないことがあっても、誰かに気軽に訊けるので、安心して仕事に取り組めます。
仕事をする上で苦労していることはなんですか?
翻訳も技術も未経験だったので、最初は本当に何も分からなくて…。理系科目が苦手だったこともあり、技術的な内容を理解するのが大変でした。翻訳する前にまず日本語の内容を調べて、その説明に出てくる単語もまた調べて…という感じで、ひたすら調べていました。
特許文書って修飾語が多くて、何がどこにかかっているのかを理解するのがすごく難しいんです。でも、繰り返し調べるうちに少しずつ理解できるようになってきて、今では文章の構造を読み解く力もついてきました。
入社して成長したな、と感じることはありますか?
技術的な理解力がついてきて、概要を掴めるようになりました。翻訳のテクニックも、他の方の訳文を参考にしながら身につけていきました。最初は直すところだらけだったと思うんですが、丁寧に指摘していただいて、少しずつ改善していけたのがありがたかったです。
質問することに抵抗がないタイプなので、分からないことはすぐ聞いて、納得して進めるようにしています。新しい知識を得るのが好きなので、抵抗なく吸収できていると思います。繰り返し調べることで、自然と知識が定着していく感覚があります。
今後の展望は?
まだまだ知識も経験も足りないと思っているので、日々の積み重ねで成長していきたいです。特に化学系の知識を身につけたいと思っていて、ツールの活用も課題ですね。冠詞の使い方など、知識が増えると翻訳の精度も上がるので、そこを補っていきたいです。
「やるやる詐欺」にならないように、ちゃんと勉強していきたいです(笑)。でも、日々の業務の中で少しずつ知識が蓄積されている実感もあるので、焦らずコツコツ続けていきたいです。
休日はどのように過ごしていますか?
休日はほぼ楽器を吹いています。中学から続けているフルートで、今は兵庫県の一般吹奏楽団に所属しています。土日は練習で、演奏会前は昼夜練習もあります。最近は認知機能向上をテーマにした講演とのコラボ演奏もしていて、J-POPやCMで聞いたことのある曲など、幅広いジャンルを演奏しています。
家にいる時は、AmazonプライムやU-NEXTでミステリー系のドラマを観るのが好きです。英語と音楽、どちらもずっと好きで続けてきたので、今どちらも充実している環境にいられることが本当にありがたいです。
ありがとうございました。
知識を吸収するのが楽しい毎日です

ip-pro株式会社
国際ソリューション部
矢野 かおる(2024年入社)
入社する前までのキャリアを教えて下さい
新卒で証券会社に入社して営業の仕事をしていました。ちょうどリーマンショックの時期で、すごく大変でした。大学は外国語大学だったので、語学に関係する仕事がしたいなと思って転職しました。最初は翻訳の仕事というより、ITサポートの中にちょっと翻訳が入ってるような感じで、海外のチームとのやり取りや社内向けのeラーニング資料の翻訳などをしていました。社外向けじゃなかったので、あまり気負いすることなくやってました。
入社のきっかけは?
家族の転勤が多い間はフリーランスが良かったんですけど、定住することになって、社内翻訳者として働きたいなって思うようになりました。フリーランスだと成果物を出してもフィードバックが少なくて、「これで良かったのかな?」って気になることが多かったんです。あの部分どうだったかなって、気になるところがあっても確認できないまま終わることが多くて…。
それで大阪で翻訳の仕事を調べて、派遣会社を通じてip-proを知りました。ホームページがちゃんとしていて、インタビューのところも全員分見ました。「静かな職場です」って書いてあって、“嫌な静けさじゃない”っていうのが印象的でした。電話も鳴らないし、営業所みたいに話すことが多い職場じゃないので、集中できる環境だなと思いました。
仕事内容を教えて下さい
今は要約書とか見解書とかの英訳をしています。少しチェックもしてますが、先輩方の翻訳を読むことで勉強している感じです。読む半分、学ぶ半分みたいな。
翻訳している時が一番楽しいですね。自分の訳を見返す時はちょっと苦しいですけど(笑)。分量もペースに合わせて調整してもらっているので、無理なくできています。
分野はまんべんなく振り分けてもらっていています。特にどの分野が楽しいというより、日本語の文の構造が綺麗で分かりやすく書かれているものに当たると少しだけ「ラッキー」って思います。読点の打ち方ひとつで読みやすさが全然違うし、書いてる方の癖もあるので、読点の位置で区切りが分かるようにしてくれてるとありがたいです。
会社の雰囲気はどのように感じていますか?
静かなので本当に集中しやすいです。でも、分からないところがあったらすぐに「すみません」って言って訊ける雰囲気があるので、ありがたいです。
金曜日のお昼は集まって和気あいあいとしていて、同じフロアの会社の方とも仲良くなって一緒にランチに行ったりもします。エレベーターホールで話すこともあって、職場の人間関係も良好です。子育ての話など、年齢は違うけど人生の先輩みたいな感じで接してもらってます。
仕事をする上で苦労していることはなんですか?
特許の独特な長い文章を読むのが、今も現在進行形で苦労しています。以前は英語を日本語に訳していたので、英語を読むことが中心だったんですが、今は日本語を読んで英語にするので、日本語を読むだけでも大変です。
さらっと読んだだけでは分からないことも多くて、いざ英語にしようとすると「これとこれはどういう関係?」って考えないといけない。文を塊ごとに区切って読まないと、誤解せずに読むのが難しいですね。
入社して成長したな、と感じることはありますか?
文章を読む力は徐々についてきたと思います。最初は長い文を見るだけで「うわっ」って思ってたんですけど、今はだいぶ慣れてきました。
“この単語は要注意”みたいなものも少しずつ分かるようになってきて、日本語の構造だけじゃなくて、技術的な知識があると「こっちしかありえない」って判断できるようになるんですよね。そういう視点が増えてきたのは成長かなと思います。
体力的にも慣れてきました。そして、パッと見ただけで「うわっ」って思わなくなったのは大きいです。原文の文章の書き方も書き手によって違って、難しい言い回しをする人もいるので、そういうのにも少しずつ対応できるようになってきました。
今後の展望は?
まずは日本語を正確に読めるようになりたいです。技術に関する知識も少しずつつけていきたいし、それと並行して英語にする力もつけていきたいと思っています。
会社から借りた本を少しずつ読んでいて、分野ごとの理解を深めているところです。少しずつ、ちょっとずつ、ですね。
休日はどのように過ごしていますか?
休日は子供の習い事に付き添っていて、土日のどちらかはだいたい潰れちゃいます。あと、庭いじりが好きで、ガーデニングをしています。花をメインに育てていて、夏だけ野菜も少し。プランターで育てているので、あまり大きくはならないんですけど、それも楽しみのひとつです。
ありがとうございました。
チームワークがベースです

ip-pro株式会社
国際ソリューション部 リーダー
白岩 敬(2008年入社)
入社する前までのキャリアを教えて下さい
日本で理学の博士号をとって、アメリカでポスドク(博士研究員)として8年間、バイオ系、神経の研究職に携わりました。具体的に言うと嗅覚の仕組みとか、味覚の仕組みとかをモデル生物のショウジョウバエを使って遺伝的および生理学的なアプローチで解明していく、というようなことをしていました。
入社のきっかけは?
日本で職を探すとなった時に、元々家族が関西にいたので、それと自分の持ってるスキル、語学と技術的知識、理解、両方が活かせる職業というものを探していて、ip-proに出会いました。
仕事内容を教えて下さい
私がリードする国際ソリューション部は、海外クライアントの案件を主に扱う部署になるんですが、直接出願ではなく出願後の様々な特許関連の日本語の文書を、海外のクライアントが必要とする英文に翻訳する、というような業務を行っています。私は、専ら翻訳者が仕上げてくる翻訳の内容のクオリティコントロールを行っています。納品物の品質をしっかりとしたものに高めるために、翻訳文を確認したり修正したりする、ということが仕事ですね。
会社の雰囲気はどのように感じていますか?
ip-proは規模がそこまで大きい会社ではないので、目的意識の共有が非常にしやすい雰囲気というのはあると思いますね。一つの目的に向かって各グループが向かってる、その一体感というのがあるんじゃないかと思っていますね。
仕事をする上で苦労していることはなんですか?
これは過去から現在、未来にも続く話なのですが、結局、品質維持というのはゴールがないんですよね。例えばその何か問題が一個あったとすると、その小さな問題の穴を塞げば次の穴が出ないかって言うと、また次の穴が出てくる。だからうまくいかないことがあったときに、それを総合的に把握してその根本原因を追求して解決しないといけないのですが、それを絶え間なくずっと試行錯誤しているという状況で、これは現在進行形でずっと続くという(笑)
入社して成長したな、と感じることはありますか?
入社する以前は研究職をしていましたが、基礎研究だったので、基本的に特許出願はほとんどしていなかったのです。なので特許については入社して一から勉強しました。でもそもそもそれ以前の根本的な話ですが、基本的にAppleのMacを使っていたので、Windows PCをほとんど使ってなかったんです。入社して翻訳にはMicrosoft Wordのマクロ機能を活用すると聞いて、VBAなども勉強して、道具として活用できるようになるために必要なことを一つ一つ身につけてきました。
あと、英語に関して言うと、英語の大きな読み方というのと、非常に細い読み方という2点について、すごく以前より意識して見ることができるようになった、そこが自分自身成長したなと思うところです。例えば権利とか訴訟、という段階になった時に同じ文章が違って読める可能性がないか、非常に穿った見方を普通はしないが、穿った見方とは何かって言うこと考えるって事ですね。その穿った見方を普通はしないんですけど、穿った見方をして文章を見るという、そういう事が割と細かく見るって事なんですが、そういったことですね(笑)
今後の展望は?
もともと語学のスキルは、子供の頃に海外に長い期間いた経験もあるので持っていたのですが、かつ科学の知識を持っている、というと同じような経歴を持った人がなかなかいないので、社員みなさんの語学力、及び科学、技術の知見、知識を向上したいというのが今後やりたいことですね。このままでは(何もしなければこれらのスキルは自分だけのスキルとして)終わってしまうので、やっぱりみんながこのような知識を同時に持てるような、ある意味触媒として活動できたらいいかな、と思っています。セミナーだったり、いろんなインプットだったり、刺激だったり、いろんな意味での、ということを日々意識しています。文系の方もそうなのですが、やはりこの業界っていろんなスキルを同時に持つ、というところが要求されるので、そういう人材を社内で育成して、会社としての力を伸ばす、いうところにもっていきたいですね。
入社を希望する方へのアドバイスはありますか?
国際ソリューション部としては、「海外のクライアントの目」という英語能力に関しては非常に高いものを求められるので、学校英語、大学でやった英語以上に普段からなるべく英語に親しんでいるような、そういう意欲のある方であれば長期にわたって貢献していただけるんじゃないかと思いますね。実際、英語って生き物だから、使う単語の意味とかも時代によって変わるので、普段から英語に親しめるような、親しんでいるような人というのは非常に向いていると思います。もちろん、資格などについては、あった方がありがたいんですけど、まずはやっぱりそういう生きた英語、というものを意識していただける、意識が強い人に来ていただきたいですね。
一緒に働く仲間としてはどういった人が理想ですか?
一般的に翻訳というと、一人でコンピュータに向かって、何日かかけて一つのものを仕上げる、みたいなイメージですが、もちろんそういう仕事は世の中にはあるんですけど、我々ip-proの仕事はチームワークをベースにして仕事をしています。チームを構成するそれぞれの人が、それぞれの役割を担って責任を持ってやっていく、というところが大きいのでチームプレーヤーとして資質が高い人が求められますね。個々のスキルも大事なんですけど、まずはチームプレーヤーである、スキルや資格はその次、になりますね。
休日はどのように過ごしていますか?
最近はテレワークも多いので、通勤時間が減る分は運動不足にもなるし、なかなか外に出ないっていうということで、マイナス面をプラスに変える方策として、テレワークの日は特に朝、近所の山を1時間ぐらいかけて走っています。休日は、なるべく体を動かしたり、テニススクールに行ったりとか……、あとコストコ行ったりして面白いもの買ってきたりしていますね(笑)
ありがとうございました。
知識をどんどん吸収していきたい

ip-pro株式会社
コーディネート部
江口 公実子(2023年入社)
ip-proに入社するまでの経歴を教えてください
大学は外国語学部の国際関係学科で、英語とプラスで経済の勉強をしていました。英語の勉強していたので海外には興味があったものの経済も勉強していたので、まず最初は銀行に入りました。主に融資関係に携わっていたのですが、友達が海外に行ったりしてるのをたくさん見ていると、やっぱり自分も英語に浸かったり海外に行きたいな、という気持ちが強くなり、2年ほどで退行してアメリカのフロリダにあるディズニーで1年の契約で接客の仕事につきました。契約が切れて帰国後、英語を使う事務、ということで特許事務所で外国商標部門に務めることになりました。それが私が初めての知財と関わった経験だったのですが、当時、戻れるならまた戻りたいなという強い気持ちがあって(笑)、もう一度ディズニーで前回と同じ様に1年間仕事をしました。海外での仕事はそれである程度満足しまして(笑)、その後帰国して英語教育会社、司法書士事務所の事務方を経て、ip-proに入社しました。
入社のきっかけは?
海外と日本をつなぐ、ではないんですが、双方に携われる仕事、英語を使ってサポートをする仕事、ということで応募しました。特許事務所に勤務した経験もあり知財にも興味があったのも理由の1つです。あと採用面接で、すごい雰囲気がいいな、と思って(笑)。実は、翻訳コーディネータという仕事はバリバリというか何というか、キャリアウーマンって感じの強そうな感じというかそういうイメージがあったんですが、面接時にコーディネータのリーダーの方(現在の上司)が面接官としていらっしゃって、すごい柔らかい雰囲気の方が来られた!と思って(笑)。ホッとしました。
今の仕事内容を教えてください
主に仕事としては受注から納品までのつなぎ役みたいな役割をしています。具体的には、クライアントからこういう納期でこういったものを翻訳してほしいっていう依頼を頂いて、翻訳者と納期の調整をします。納期が確定したらデータを翻訳者が翻訳しやすいように調整したりして、翻訳者に引き渡します。翻訳、チェックの工程を経て、最終的にクライアントが指示した通りに仕上がっているか確認をして納品をします。あとは請求処理などを行います。
職場の雰囲気はどんな感じですか?
面接で社内はすごい静か、と聞いていたのですが、確かに静かだなと思うんですけど(笑)、でもそれは全然嫌な静かさじゃなくて、皆さんがそれぞれ集中してる静かさなので、すごい業務に取り組みやすいなと思います。質問などは気兼ねなくできるので、いいなと思っています。あとそれぞれみなさんがお互いをリスペクトし合って働いてるな、っていうのがすごく感じられて、なんかいいな、と思います。私は入社してまだ間もないですし、皆さんに比べたら多分年齢も若いかな、と思うんですけど、丁寧に話してくださったり、対等に扱ってもらってる、っていう感じがしていて、すごい仕事がしやすいな、というのは感じてます。
仕事で苦労したことはありますか?
やることもたくさんあったり、その種類もあったり、クライアントによってやり方が違ったりするのが、なかなか難しいところではあるので、どんどん業務用のNotionのページにメモを作るっていうことを頑張ってやっていて、随分溜まってきています。業務のマニュアルとかもたくさんあるんですけど、まずそれがどこにあるのか、を覚えるのが最初はすごい大変でした。これまでの仕事ではだいたいそういうもうは印刷してまとめてっていうちょっと探すの大変だったんですけど、Notion、すごく便利ですね。
入社して成長したと思うことは?
PCのスキルは、すごいわかること増えたなと思っています。今まではWordとかExcelはちょっと文章を作るぐらいだったんですけど、しっかり使うっていうこともなかったので、本当に最初は情報がいっぱい過ぎるって感じで、もう頭痛くなるくらいで(笑)機能の使い方への理解が増えました。ブラウザについても知らなかった機能を色々教えていただいて、例えばタブでグループ分けをして他の仕事と混ざらないようにするだとか、いろいろ使いこなせるようになっています。
今後はどうしていきたいですか?
まずは業務を少しでも多くできるようになればいいなとは思っているので、ちゃんと対応していけるように頑張ろうと思ってます。またイレギュラーな対応についてもしっかりと担えるようになりたいと思っています。そのためにも知財や翻訳の知識をどんどん吸収していきたいと思っています。
お休みの日はどのように過ごされていますか
友達と出かけるか、家でゆっくりしてるって感じなんですけど、出掛けるときはなにかおいしいもの食べに行こう、と思って探していったりとかが多いですね。食べることは好きなので、ちょっとこないだはカジュアルフレンチとか行ったりとかしてます。ジャンル問わず、フレンチ、イタリアン、和食、タイ料理とかもいきます。子供みたいですがピーマンが苦手だったり辛いのがちょっと苦手だったり(笑)します。(日本ではディズニー等のテーマパークに行ったりはしないのですか?)日本のディズニーには実は帰国後は行ってないんです。行きたいなと思いながら、ちょっと遠かったり、日本のディズニーはなんか忙しい感じがして。アメリカのディズニーはゆったりと楽しんでいる方も多いので、何かそういうのに慣れてしまったみたいで(笑)
ありがとうございました
知的財産翻訳検定にチャレンジしたい

ip-pro株式会社
コーディネート部
佐藤 民枝(2018年入社)
学生時代の専攻は?
人間文化研究科という学科で住環境学を専攻していました。まちづくりについて地方自治体や古い街並みの保全活動をしている団体に調査を行い、集計し、論文にまとめたりしていました。最初にたてた仮説と実際に調査してみてわかった現実とはちょっと違うんだなというのが学びで面白かったです。専攻した理由は、小さなころから外国への憧れがあって、世界で人々がどんなお家や街、村で暮らしているのか知りたいという興味からでした。英語も好きだったので、住環境学と語学、どちらを専攻するかかなり悩んだのですが「何か専門があった上で語学ができる方がよい」という学校の先生のアドバイスで住環境学を選びました。
ip-proに入社する前はどんな仕事をしていましたか?
前々職は海外グループ会社を持っている会社で総務兼上場準備の仕事に従事しました。色々な方法で情報を集め、レポートにまとめ、改善案を提案をするという学生時代に経験した調査の経験が活きて面白かったです。膨大な数の商標管理を弁理士の先生と相談しながらすすめる、などの業務も担当し、貴重な体験をしました。
次に労働者のためのシンクタンクに勤めました。私は海外のお客様担当部署に配属され、各言語のアンケート調査票の準備や、調査報告書の英訳、請求書や契約書の管理などをしていました。
入社のきっかけは?
事務の経験を活かしつつ、英語をもっと使う仕事につきたいと思い、転職活動をするようになりました。そんな中、双方が実現できるip-proに出会いました。以前の会社で商標管理の仕事をしていたときに、知識の裏付けを持とうと思い、知財関連のセミナーを受けていたので、知財関連の仕事にも興味がありました。
具体的にどんな仕事をしていますか?
主な仕事は、お客様からお問い合わせや発注を頂戴してから納品してご請求をさせていただくまでの進捗管理を担当しています。お客様から、どのようなご依頼かを細かく確認させていただき、翻訳者、チェッカを手配します。そして、翻訳者に翻訳作業をしやすいように加工したデータを渡します。例えば明細書に表や数式などの画像がある場合はテキスト入力できるようにするなどの加工をしています。その他、翻訳者やチェッカの日程調整、進捗管理を行います。翻訳文が完成すると納品前の最終チェックを行い、納品、請求業務を行います。
業務で心がけていることは?
色々あるのですが、仕事は必ず優先順位をつけて行うように心がけています。私は一定の仕事の忙しさで仕事をするのが希望なのですが(笑)、いつ忙しくなるのかなかなか予測がつかないのが実情です。仕事には波はあるのですが季節性が定まっておらず、月、曜日、時間など決まった繁忙期というのがこれと言ってないんですね。一日の中でもある日は何故か15時から16時の間に立て込んで注文をいただき、次の日には11時から12時のあいだに立て込んだりしたりします。ですので、慌てずにいつでも落ち着いてお客様のために正確な作業をできるよう、心の準備をしっかりして、整理できるように心がけています。裏を返せばあわてんぼうということなのですが(笑)
会社の雰囲気はどうですか?
割とみなさん服装がラフなので、入社の日に初めて部屋に入ったとき、私服の高校みたいだな、って思いました(笑)一人スーツを着ている人がいて先生みたいだなって。後から知ったことですが、実年齢よりかなり若く見える人が多いです。私が働いてきた中では一番静かな職場だと思います。みなさんPCの前に向かって黙々と仕事をする感じですね。
ip-proに入ってから成長したと思うところは?
パソコンの操作については、一日の入力量も多く、効率的に作業をすすめるために、前から何となくは知っていたけど使いこなせなかったショートカットキーが使いこなせるようになりました。Microsoft Officeのマクロについては入社後に知って、活用できるようになりました。いつかは自分で作成できるようになりたいです。
知財の知識はセミナーを受けたり、本を読んだりして基礎的なところだけ知っているというレベルでしたが、特許翻訳の実務についてはほとんど知りませんでした。入社後は自主的にセミナーを受けたり本を読んだり、インターネットで調べたりしています。特許は法律的な文体や特殊な用語が多く、入社当初は日本語で知らない言葉が多いのに衝撃を受けました。自信を持って「この日本語はおかしいのでは?」と尋ねると、特許的にはこれで正しいと言われたり。今後は知識を深めて、依頼の少ない種類の翻訳にもテキパキと対応ができるようになりたいと思っています。
今後やっていきたいこと
日本語でも英語でも科学の分野の語彙や知識を増やしていきたいと思っています。知的財産翻訳協会(NIPTA)の知的財産翻訳検定3級からチャレンジしていきたいと思い、まずは中学校の理科の教科書をしっかり理解することからはじめています。
休みの日はどのように過ごしていますか?
座り仕事なので、健康を気にして散歩をするようにしたり、薬膳の本を見ながら料理をしたりしています。食材の性質を調べて体を温めるためには魚の鮭がいいとか山椒が体を温めるとかを考えながらかつ美味しく調理するということをしていますが、これがなかなか美味しくならず(笑)具沢山の鍋料理なら美味しく仕上がりますね(笑)主人は味が物足りないと言っていますが(トホホ)
ありがとうございました
日々の業務を通じて専門知識を広げたい

ip-pro株式会社
コーディネート部
神原A正弥(2024年入社)
ip-proに入社する前はどんな仕事をしていましたか?
大学では英文学科に所属していて、言語学を専攻していました。大学院では英語教育学・音声学を学び、特に発音指導の研究に力を入れていました。卒業後は地元に戻って、英語の教員として働いていました。高校で1年間、その後は中高一貫校で数年間勤務しました。教える仕事は準備が大変で、指導法の本をたくさん読んでいました。今でも実家には使わなくなった教育関連の本がたくさん残っています。
入社のきっかけは?
教職を離れ、しばらくは農業を手伝っていましたが、英語の勉強は続けていて、TOEICを受けたら何回か900点を超えました。それをきっかけに、周囲から「英語を使う仕事を探してみたら?」と勧められ、ハローワークでip-proの求人を見つけたのがきっかけです。地元では語学を活かせる仕事が少なかったこともあり、関西での就職を決断しました。
具体的にどんな仕事をしていますか?
現在はコーディネータとして、翻訳者とクライアントの間をつなぐ業務を担当しています。依頼の受注・納品、翻訳者へのデータ渡し、ネイティブチェッカーのコメント修正などが主な業務です。また中国語ネイティブチェッカーのチェックコメントを調整したり、必要に応じてチェッカーとの確認や修正をしています。最近は営業的な業務にも関わるようになってきて、仕事の幅が広がっています。
会社の雰囲気はどうですか?
職場はとても静かで、最初は話しかけるタイミングに戸惑いました。声のトーンや距離感が分からず、キョロキョロしていたこともありました(笑)。でも、今では少しずつ慣れてきて、自然にコミュニケーションが取れるようになりました。周囲の方々は親切で、質問すれば丁寧に教えてくださるので、安心して働けています。黙々と仕事をされている方が多いですが、必要な時にはしっかりコミュニケーションが取れる環境です。
入社時に苦労したことは?
最初は覚えることが多く、システムの使い方や業務の流れに苦労しました。話しかけ方にも悩み、まとめて質問すべきか、都度聞くべきか迷いました。結果的には都度聞いても大丈夫だったんですが、最初は気を使いました。
今では業務にも慣れ、少しずつできることを増やしていけるようになってきました。最初の頃は「迷惑かけてるかも」と思うこともありましたが、今は前向きに取り組めています。
ip-proに入ってから成長したと思うところは?
一番成長を感じているのは、パソコンの使い方です。これまでの仕事では、力技で作業していたことが多かったのですが、ip-proに入ってからは「こんなに自動化できるんや」と驚くことが多くありました。
特に、ノーコードツールで業務を効率化できることを知りました。自分でアプリを作ったわけではないですが、関わる中で「こういうこともできるんや」と学びがありました。今後はノーコードの勉強も続けていきたいと思っています。
また、翻訳業務に関する知識も少しずつ増えてきました。明細書の読み方や、チェック業務での言い回しの理解など、実務を通じて徐々に理解が深まっています。翻訳の入門書を読んだことで、特許文書の構造的な理解も進み、業務とのつながりを感じるようになりました。
今後やっていきたいこと
今後は、明細書をもっとちゃんと読めるようになりたいと思っています。日本語でも英語でも、業務の中心に関わる部分なので、より深く理解したいという気持ちがあります。
チェック業務をしている中で、「こういう書き方するんやな」とか、「普段使わない言い回しがあるな」と感じることが多く、もっと言葉の使い方や構造を知っておきたいと思うようになりました。特許の文章構造や表現の特徴などのさらに理解を深めていきたいと思います。
将来的には、チェックだけでなく翻訳にも関わりたいと思いますし、またノーコードツールについても業務効率化のために学びを続けていきたいです。
休みの日はどのように過ごしていますか?
休日は、寝る・本を読む・ラジオを聴くのが基本です。特にラジオは一番の趣味で、バラエティ番組から本の紹介まで、いろんなジャンルを楽しんでいます。AMもFMも両方聴いていて、家事をしながら流していることが多いです。
外出はあまりせず、買い物に行くくらいで、家で過ごすことが多いです。料理も自分でしていて、簡単で雑な料理ですが、ちゃんと作っています。
ありがとうございました
風通しの良い職場です

ip-pro株式会社
コーディネート部 リーダー
平井世梨奈(2020年入社)
ip-pro入社前は何をしていたのですか?
大学卒業後、中学校の図書室の非常勤の先生をしてました。とても気に入っていた仕事だったのですが、夏休みなどはまるっと休みになってしまい(笑)、食べていける仕事ではなかったのでなくなく(涙)という感じでやめました。その後、特許事務所で10年間、国内・外国特許事務を担当しました。
大学の専攻は?
とくにこれ、というのはなくて、卒論とかも書かなくても良い大学でした。何でも広く勉強できますよ、っていうのがウリの学部で文系、理系の授業、どちらを取ってもいいっていう何の垣根もないところだったので、私もちょっとプログラミングみたいなものをかじったり、画像処理の勉強をしたり、地方自治もやったりもするし、中国語やロシア語をとったりといろいろ広くちょっとずつかじって。良い風にいうと(笑)多角的な視点を得るという感じでした。
ip-pro入社のきっかけは?
前職で、事務所全体のペーパーレス化を推進しようってなった時にその環境整備の仕事に携わらせていただきました。ペーパーレスの基盤となるファイルサーバーの構造を考えるとか、ITシステムをつかってワークフローを組み立てるとか、通常の特許事務とはまた別の仕事をやらせてもらったのですが、すごくそういうのが面白いなっていう自分自身の発見がありました。事務所でのペーパーレス化の仕事が一段落ついて、そういう仕事をもっとやってみたいなと思ってた時に、ip-proでそのような事ができる職種の募集を知りました。特許事務の経験も生かすことができるし、自分が興味のある仕事をやらせてもらえそうだなと思って入社を決めました。
仕事内容を教えて下さい。
ip-proの窓口として、クライアントからの依頼を私たちコーディネータがまとめてお受けしています。特許翻訳の場合でお話すると、いつまでに、どういった目的で、何が必要なのか、ということを私たちコーディネータがきちんとお伺いして、クライアントと適切な翻訳者を結ぶ、繋ぐという仕事をまず行います。その後、翻訳者が翻訳に集中できるようなサポートを行っていきます。例えばクライアントからいただく原稿の形式が、画像とかPDFの形式であったら、それを扱いやすいようにテキスト化したり、翻訳のチェックをするチェッカを手配したり、翻訳者が翻訳の過程で何か質問などが出てくればそれをお客様にお送りして回答をもらうまでのやり取りを行ったりします。納品前には、翻訳者とはまた違うアプローチで書式のチェックなどを行って体裁を仕上げていくということもします。図面の加工などもコーディネータが行っています。
職場の雰囲気はどんな感じですか?
すごく風通しが良いと思っています。みなさん対等な立場から意見交換をしたり、何かあった時に相談したりもすごくしやすい雰囲気だなと思っています。
所定日数出社しないといけないですが、みなさんテレワークも積極的に活用していて、テレワークでもSlack(社内専用のチャットシステム)ですごくマメにやりとりもするし、通話なんかも気軽にできたりするので、あまり不自由さは感じません。
Slackの雑談チャンネルでは、「こんな技術の特番やるよー」とかそういう話も気軽にできたりして、すごく居心地がいいなと思います。
入社してスキルが向上したことってありますか?
WordなどのMicrosoft Office関連ソフトウェアの操作については、スキルアップしたかなと思います。これまで、文章やレターを作るだけのソフトだって思ってたんですけど(笑)、ひとつのことでも色んな設定項目があって、その項目を変更するのにも色んな方法があって、こんなに細かく気にしないといけなかったんだ、とかこんな落とし穴があったんだ、とかこんな事もできるんだ、とすごく理解が深まっている一方、やりたいことを効率的にやろうと思うと、ちょっと標準の機能ではできそうにないから、VBAを勉強しないといけないのかなあと感じています。
仕事での苦労話はありますか?
多くのクライアントから、様々な原稿、ご要望をいただく中で、新たな気づきや学びが、日々たくさん発生するんですが、それを組織のノウハウとして言語化し、横展開し、業務フローの中で気付けるシステムとして仕組みを作っていきたいと思って日々取り組んでいるんですけど、これがまあなかなか難しくて(汗)。バランスを考えたり日々試行錯誤を繰り返しています。メンバーが得たものやクライアントからいただいた貴重なご意見、ご要望などはできるだけ無駄にしたくないと思っています。
個人として今後スキルアップしたいことはありますか?
今まで付け焼き刃でJavaScriptなどのプログラミングをその場その場でやってきた感じなので、ちゃんと一から学び直したいな、っていう気持ちがあります。たぶん冗漫なコードを書いているなあ(笑)っていうのを感じているので、その辺をちょっと整理したいなと思っています。
仕事を行う上で重要なスキルはありますか?
一番必要なのは、コミュニケーションスキルかと思います。クライアントが何を必要としているか、というのを正確に把握する力と、潜在的なご要望も含めてきちんと理解して、時にはクライアントが依頼する以上の事をこちらからご提案さし上げる必要もあります。あと社内の担当者に対しても、クライアントから伺ったことを的確に伝えるという力が必要になります。さらに、そういったコミュニケーションをする中で、気づきや学びなど得たことを、きちんと言語化してチーム内で共有することができる、そうしたことが、業務に必要不可欠なスキルとなります。
その他に特別なスキルは必要ありますか?
語学力については、社内に語学のエキスパートが揃っているので、コーディネータは堪能でなくてもいいかなとは思っていますが、語学と特許に対する幅広い知識は必要となります。それはクライアントの要望を掴むのに役に立つからですが、機械的ではなく、ちゃんと案件毎に詳しく確認したり考えたりする力が必要ですね。あとPC関連のスキルとしては、社内ではMicrosoft Word、Excel、Adobe PDF形式のファイルをよく扱うのですが、一般的な事務職よりも、もうちょっと深いスキルが必要とされることもあります。ただ、全部実務経験の中で学んでいけることだと思いますし、コーディネート部では勉強会も開催しているので、その点は徐々にスキルアップしていけば大丈夫です。
求める人物像は?
ip-proはチームで、会社一丸となってクライアントをサポートしていきます。もちろん、個人に得手、不得手があるのは当然なんですけど、お互いに補い合って、常に高めあっていける、それでみんなでクライアントに良いサービスを提供するんだっていう心持ちの方とぜひ一緒に働きたいなと思っています。苦手なことを全部自分でしようと思わないで、得意なところを出し合って、カバーしあって、というふうにチームで補い合うことができたら良いと思います。
休日はどう過ごしていますか?
子供の頃からの憧れだったロッキングチェアを数年前に購入したんですが、それに座ると猫が膝の上に来るんです。なのでそのまま猫を乗せて読書したりしています(笑)
運動は苦手なんですけど歩くのは好きなので、博物館とか神社仏閣とかを一日かけて回ったり、歩き通したりもしていますね。
ありがとうございました。
